コラム

2018.10.02

埋没と切開どちらが良いの?

埋没と切開で悩んでらっしゃる患者さんにとって、どちらを選択するかは非常に悩ましい問題かと思います。実際にカウンセリングに行ってもクリニックや医師によって言うことが違うと悩まれている方も少なくありません。

結論から申しますと、人によります。そしてどちらが良いかは判断するのは難しいということです。そういってしまえば元もこうも無い気がしますが、瞼の状態や日常生活の背景など誰一人同じ人はいないので、実際に診察してみないと分からないというのが正直なところです。ただ、カウンセリングで受診する前にある程度の知識があるにこしたことは無いと思いますので、埋没と切開の違い、どういう人が向いてるかなど簡単にわかりやすく説明していきます。

 

簡単に埋没と切開の違いを説明します。

○埋没

メリット

・ダウンタイムが少ない。

・料金が切開と比較して安い。

・ラインの変更が容易。

 

デメリット

・糸が外れる。ゆるむ。

・皮膚のたるみが強い場合は二重の再現性が難しい。

 

○切開

メリット

・皮膚のたるみを切除できる。

・埋没よりもラインが長持ちしやすい。

・埋没では困難な幅広のラインも対応可能。

 

デメリット

・ダウンタイムが長い。

・ライン変更が困難。

・傷跡が白い線として残る。完全に消すことはできない。

 

一言で簡単にまとめるなら、埋没の最大のメリットは気軽さ。切開の最大のメリットはたるみが取れること。だと私は思っています。(あくまで個人の意見です。)もちろん埋没もなるべく長持ちさせるように工夫はしていますが、埋没で取れないことをこだわるよりも、糸が外れたらもう一度かければ良い(だからこそ腫れや内出血はなるべく最小限に)、ラインも変更できる、と気軽な気持ちでできる施術なのが埋没の特徴でもあり最大の魅力だと思っています。一方で切開は、タルミを改善できることが最大のメリットだと感じています。皮膚を切除することでタルミが改善されるので、睫毛側の皮膚がもたつかず、アイラインが映えるすっきりとしたラインに仕上がります。アイプチが普及し過ぎている現在、20代いや10代でも瞼の皮膚がたるんでいる方は珍しくありません。皮膚がたるんでいると、二重のラインに皮膚が覆いかぶさるため二重の幅が狭くなったり、睫毛側の皮膚がもたついてアイラインが映えなくなります。そういった不満を持つ患者さんは切開がお勧めです。

ただ、切開した場合はある程度腫れや内出血が起こり、二重のラインが自然になるのに時間がかかるため、人にばれたくない、仕事上腫れが続くのは困るといった方は適応になりません。そういった意味で、本当は切開が適応でも埋没をお勧めすることはよくあります。40歳以降で埋没の適応が少なくなるのは、皮膚のたるみが理由であることが殆どです。切開を無理強いされた、と勘違いされている方がたまにいらっしゃいますが、そういう方を診察すると、たるみが強く埋没では二重の再現性が難しい方が殆どです。だからといって、皮膚のたるみが強い方に日常生活の事情も無視して無理にでも切開したほうが良いといっている訳では決してありません。ここで一番大事なことは、例えば、切開適応の患者さんが埋没を受ける場合、本当は切開が適応ではあるけれど、仕事や日常生活の都合などを考慮して埋没にした、ということを理患者さん本人が理解して施術を受けるということなのです。

理解したうえで施術を受けないと、埋没したのに二重のラインが狭い、アイラインが映えないといった不満を感じたり、反対に切開を受けて、術後の腫れによって仕事や日常生活に支障が出てしまうと大きなストレスになります。ご自身で理解した上で自分にとって一番良い方法を選んだら宜しいかと思います。

皮膚のたるみは、あくまで要因の一つでしかありません。例えば目の開きが悪いことが原因で二重に左右差を認めていたり、二重のラインがはっきりしない場合は、切開して目の開きを改善させる必要があります。という具合にまずは医師が診察して適切な方法を提案させて頂きます。

最後に、先生によって言うことが違うときはどうすれば良いのか、という質問についてお答えします。その場合は説明を聞いて、一番納得したクリニックや医師で施術を受けることをお勧めします。医師によってお勧めする施術が異なると不安になるかもしれませんが、それだけ様々なことを考えて手術方法を考えているという表れだと思っています。美容治療は、悪いものができたから取る、といった治療法とは異なるため、考えに違いがでるのは必然かと思います。以上述べたことはあくまで一個人の意見として、ご参考にして頂ければと思います。

 

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